山口美央子『FLOMA』のレビュー

完全に未央子ファンのコレクターズアイテムです。「TOKISAKASHHIMA」を含めて4作品を聞き込んでてこそ楽しめます。単体アルバムとして初めて聞く人には大して面白くないでしょう。個人的には楽しめました。85点です。
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音楽職人的矜持を感じるアップデートされたリアレンジの数々ですね。「NIRVANA」は、日本の禅寺からチベット寺院に飛んで行っちゃったかのようで、また違った世界を感じました。
でも、なんですが、今回一番印象に残ったのは、「ジェーンバーキンのように泣けばいい」なのです。ファンタジックな作品も、もちろんいいんですが、こっち系もいいんですよねー。イベントの時にこんな色っぽい詞は書けないと仰ってましたが、生歌よかったな~。「いいもん」にちょっとヤラレてしまいました。
「ワルツ(流舞)」も大好きな作品なのですが、いつかジャズやボサノバの名曲のカバーとかも聴いてみたいです。それこそラウンジなんかでお酒でも飲みながら聴けたらなーと妄想しちゃいました。
ともあれ、新曲でもカバーでも、新たな作品でこの歌声をまた聴けるのが、嬉しいのです。ライブ楽しみにしてます。
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80年代の3枚のアルバムを聴いていた時の自分より、年齢が上になった息子がノイズキャンセリングのヘッドホンを買ってきたので、その日届いた『FLOMA』を拝聴。声の落ち着き・・・音の響き、空間・・・過去作との対比で聴ける分、より今の山口さんに浸れました。息子もしっかりはまり「もっとないの?」と過去3作、『恋するバタフライ・ANJU)』『トキサカシマ』とあわせ聴いてます。LP時代には聴いていてもやっと物心がつく頃でしたので、どこか「懐か新しい」思いのようです。いいものです、親子で聴けるって。
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昨年の「トキサカシマ」に続き、こんなに早く次のアルバムが聴けるとは驚きであり、単純に嬉しいです。ニュー・アルバム「FLOMA」は、セルフカバーですが、数回聴いただけの今の段階では、まだどう評価して良いのか判りません。
というのも、美央子さんの過去の3作は、それこそ数百回、「月姫」に至っては2千回は優に聴きましたから、アレンジから声の感じに至るまで耳馴染んでしまっていて、リメイクという意味では、まだ馴染めていないとうのが率直な意見です。
「FLOMA」も、これから幾度も聴きつづけて愛聴盤になるのでしょう。元アレンジからあまり変えずに似た雰囲気にしたところは、初期の3作を愛するファンの人たちにも嬉しいと思います。歌詞を変えた曲も、続きかアンサーソングを聴いてるようで楽しい。
大好きな「お祭り」のカバーは嬉しかったけど、三味線は欲しかったです。
美央子さんには、まだ沢山の提供曲があります。いずれ「薔薇ホテル」「じょうずに効く」「テンダー・レイン」なんかカバーしてくれると嬉しい。
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